今回の記事では、家相の中でも一番頭を悩ます「玄関」「水回り」について書いていきます。
ようやく間取りが決まりかけた途端、こんどは「家相」が気になってしまったという人は、実に多いと言います。
せっかく決まった間取りなのに、玄関の位置が変更になれば、ほぼ全部の部屋、間取りが変更になる可能性が高いです。
「張り」「欠け」「鬼門・裏鬼門」については「【家相を取り入れた間取り】「張り」「欠け」「鬼門」とは?実は中心をどこにするかで変わる?」で書いています。
家相で悩まれている方には、きっと収穫のある内容だと思うので、最後までお付き合いください。
玄関の家相:方角
玄関は「家の土台」と言われ、家全体の運気を左右する場所でもあります。
玄関の位置が決まらないと、間取りが何も進まないほど重要なポイントです。
家相でみた玄関の位置はどこが良く、どこが悪いのかを見ていきます。
良い家相:玄関の方角
玄関の家相で、良いとされる方角が4つあります。
玄関を配置する方角で吉方位は、「東」と「南」が良いとされます。中でももっとも理想的なのは「南東」の方角で、「巽(たつみ)の玄関」と言われ人気です。
また家の中心から見て、「北西」の方角も玄関には吉の方角です。
一番良いとされる「南東」の方角・「巽の玄関」は、社会的信用を得られると言います。
ただし吉の方向でも、上図の青い線(正中線)、もしくは茶色の線(四隅線)にドア・土間が掛かると、凶の位置となるので注意が必要です。
また家主の生まれ年の方角も、吉の方角でも凶に転じてしまいます。
悪い家相:玄関の方角
玄関の家相では、良くないとされるポイントが4つあります。
「鬼門」「裏鬼門」は鬼の出入り口とされ、そこに玄関を配置することは良くないとされます。
鬼門や裏鬼門を外したとしても、正中線や四隅線が玄関ドアに掛かると凶になってしまいます。
上の図で「西」の方角が△になっているのは、西側玄関は「貯金がたまりにくい」という相があるからです。
また、家主の生まれ星(干支や九星気学)のある方角に、玄関をもって来るのも家相的には良くありません。
家相でみる:玄関まわりの注意点
玄関まわりで気を付けなければならない事柄を紹介します。
外から玄関扉を開けて、正面に鏡があるとせっかく良い運気が入ってきても、それらを跳ね返してしまうとされ凶相となります。
玄関の鏡は外から入って、右側の位置(青龍の方角)にある鏡は良いとされ、外から入って来て左側の位置(白虎の方角)にある鏡は「人に軽く見られる」という余り良くない相になってしまいます。
どうしても、鏡の位置の変更が難しい場合はレースの布などを掛けておくと良いです。
また玄関の正面で、良くないものは他にもあります。
- 階段
- 外が見える窓やベランダ
玄関の上に配置してはいけないもの。
- 寝室
- 水回り
水回りは、どちらにせよ2階に設置すること自体が凶となります。
そして家相的に玄関の土間は「欠け」の相になりやすく、下図のように張りを設けて、土間は小さめ、玄関ホールは広めが良いとされます。
家相では「欠け(凹み)」は、凶とされます

水回りの家相:方角
家相では「三所に三備を設けず」という考えがあります。
三所 | 「鬼門」「裏鬼門」「建物の中心」のこと |
三備 | 「トイレ」「台所」「玄関」のこと |
つまり水回りを「鬼門・裏鬼門」の位置、建物の中心、正中線に設置するのは凶にあたります。
※青の矢印線が、正中線です。
いえ、そもそも昔は「水回り」は屋内には作らないようにしていました。
庭の離れたところに風呂場、トイレを設ける家が多かったのです。
家相本来の考えでは、屋内に水回りを設けることが良い家相ではなかったのです。
ってことね・・
良い家相:水回りの方角
前述したように、昔の家相では水回りは屋外に設けていました。水まわりは陰の気がたまるので「良くない」とされたのです。
よって屋内のどこに設置しようと、水回りは吉にはなりません。
水回りは凶を避けることが最善となります。
キッチンは水回りであると同時に、火を扱う場所でもあります。火は陽の気を生むのでどちらかと言えば北寄りに設けても良いとされます。
悪い家相:水回りの方角
水を扱う場所は、陰の気が溜まりやすいことから、どのみち凶となります。
なので大凶とされる「鬼門」、「裏鬼門」、「家の中心」、「正中線の上」に作らないこと。
そして2階に水まわりを作ることも、大凶とされている時代もありました。
ただ、これらはこだわり過ぎると切りがありません。
特にトイレは、全方位「大凶」とも言われ、八方塞がりの設備でもあります。
水まわりは「ある程度の配慮」くらいに考えた方が良いでしょう。
家相に見る:水回りの注意点
水回りの凶になる場所は、鬼門、裏鬼門、家の中心、正中線ですが、他にもあります。
トイレや風呂は陰の気が溜まるので、玄関そばには設置しない方が良いとされます。
溜まった陰の気が、玄関から家全体に流れまわるという考えからです。
家相を取り入れた間取りが見たいなら
こうして見ると、家相を考慮しながら間取りを考えるのは簡単ではありません。
また「家相をどこまで取り入れるか?」というのも、なかなか線引きが難しいものです。
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